遠田 潤子。 読書のおと(遠田潤子作品のページ No.1)

『オブリヴィオン』(遠田潤子)の感想(85レビュー)

前半は、母娘の乱れ切った、現実とは思えないような状況にやりきれない思いしかないないのですが、それを救っているのは「語り」という手法の故でしょう。 重厚な内容でさすがプロな作家の仕事だと感じ入りながらも、結末やほづみのこの先を思うと歯痒さがタップリ残り、微妙な読了感が残った次第です。 ですが、葉介が自分自身の言葉で語るとなると、彼の真実の姿が明らかになってしまうわけです。 フェイクサのサネンに対する想い、兄、男を超えた大きなものがある。 読み終わってから、この言葉を思い出していただけたら、と思います。 初めて読む作家の作品でしたので、その厚さに少し身構えてしまいましたが、あっという間に世界に引きずり込まれました。 2009年『月桃夜』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。

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『月桃夜』(遠田潤子)の感想(60レビュー)

連作にすると決めたとき、すべて男性視点でいこうと思いました。

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【新刊インタビュー】|『雨の中の涙のように』刊行記念 遠田潤子 インタビュー|tree

そこは「 明石ビル 」という名の廃墟ビル。 是非、お薦めです。 今や生と死の間を彷徨う彼女のカヤックに、片目の潰れた鷲が降り立つ。 この物語で言うと、太秦 うずまさ 、車折 くるまざき 神社、大洲 おおず 、赤目 あかめ 四十八滝周辺、南紀、飛騨川などです。 つらいというのは、内容が悲惨だということで、小説としての完成度は星5です。 ちゃんと終わらせることができるだろうか、とずっと不安でした。

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楽天ブックス: 銀花の蔵

昭和を体現するような古い人間を出したい、と思って名前もそれをもじったんです。 名前自体古くさいし。 作品リスト [ ] 単行本 [ ]• その上で、本になったときに全部を通して読めば、この物語の真の目的がわかるという風にしたかったんです。

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『月桃夜』(遠田潤子)の感想(60レビュー)

当時の奄美大島は薩摩藩によって砂糖を搾取されていた時代。 多聞は兄の妻であった実菓子を何故、「最低の女」と罵るのか。 でも三人は、三人でいるときだけは明るく、リコーダーの練習をしたり、「まつ」に集まってポーランド人のカレル・アンチェル指揮の「遠き山に日は落ちて」の元曲である「新世界」の楽曲を聴きながら、将来の話をして、心を通わせていました。 ——「白墨」は作品に登場する少女の名前ですが、最初からそのつもりだったんですか? 遠田 最初にタイトルがあって、そこからどんな話にしようか、と思った時に、「白墨」は、女性の名前だな、と。

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